姉妹店『人形町 炭手前 鷽』おかげ様で6周年。店主小峰のインタビューをお届けします。

皆さまのご愛顧のおかげで、姉妹店「炭手前 鷽(うそ)」は11月5日付けで6周年を迎えることができました。この節目を迎えられたのも、ひとえに日頃から応援してくださるお客様、素晴らしい食材をご提供くださる生産者様、そして支えてくださる関係者の皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。
「炭手前 鷽」店主の小峰に、6周年を迎えた感想や今後の展望について聞きました。


―6周年を迎えた感想を聞かせてください。
 「6年間、長くもあり短くも感じています。コロナ渦の最中は大変でしたが、お酒を提供できない時でも、普段はお酒好きのお客様が顔を出してくれたりして、とても励みになりました。そのようなお客様をはじめ、素晴らしいお客様達のおかげで今があると感謝しています。
 『炭の可能性を引き出す料理がしたい』という思いで始めたお店ですが、尊敬する仲間や素晴らしい生産者さん達と出会ううちに、変化してきたもの、そして固まってきたものがあります。まさに人との出会いが、お店の成長にもつながってきたと感じています。この6年間で本当にいい出会いをさせていただきました。これからも、軸をしっかりと大事にして成長していきたいと思っています。

―炭手前 鷽として大切にしていることは何ですか?
 「和食というカテゴリーでは、炭を全面に使うものはありません。料理のカテゴリーとしてはある意味新しい挑戦です。炭火にフィーチャーした上で、自分のベースは和食なので、和食の考え方、思想をきちっと入れた料理にしたいと思っています。『炭火×和食』というカテゴリーは守り、その限られた中にこそ世界は広がると思っています。その中で自分なりの面白い表現をしていきたいです。
 あとは空間づくりも大切にしています。当店はコースの内容からして高級店の部類に入るかもしれませんが、肩ひじをはらず、お客様も店主も炭火を囲みながら、炭火っていいねーとほっこりしていただけるような空間を心がけています。」

―これからの目標を教えてください。
 「炭と灰の料理ついては、まだまだ自分が知らない技術もあります。もっともっと見識を深め、炭と灰のポテンシャルをさらに料理に生かしていきたいです。昔の人の英知を今に活かすような、古くて新しい料理をめざします。
 また、若いスタッフの育成にも力を注いでいきたいです。来年からは違うスタッフが入ることになっているので、料理の技術だけではなく、料理に向かう姿勢や楽しさも伝えていけたらいいと思っています。そんな中で自分も進化していき、たまには振り返り、お客様や生産者の皆様と共に7年目の鷽を作っていきたいです。」


6周年を記念し感謝の気持ちを込め、11月4日(月)~11月9日(土)の1週間は特別コースを提供させていただきました。大変多くのお客様がお越しくださり、周年を祝ってくださいました。感謝の気持ちでいっぱいです。
「6周年特別コース」の内容をご紹介させていただきます。

【メニュー】

  • フグの白子の茶わん蒸し
  • あわび肝餡掛け 天然きのこ
  • クエの炭焼き天ぷら 50年ものの梅干し塩
  • マグロ生ハム風の藁いぶし ネギと岩海苔のソース
  • サワラの灰干し焼き 香茸ソース 焼き野菜
  • 鹿ロース オカノリの焼きびたし 粒マスタード
  • ヒラメのヨモギしゃぶしゃぶ キャビアのサラダ
  • 馬肉サーロイン 4種のナッツソース
  • 手打ちのつけ蕎麦

コースには、普段「炭手前 鷽」が大変お世話になっている以下の生産者さんの食材等を使わせていただきました。

  • 宮崎県椎葉村のキャビア、蕎麦
  • 岐阜県飛騨高山市 野村農園のお野菜
  • 市場の仲買いさん 大仲・尾粂より魚貝
  • 茨城県筑波 Noblesse Obligeの馬肉
  • 神奈川県小田原 Mottaiの鹿肉
  • 鹿児島県霧島 マルマメン工房の炭

おわりに

6周年という節目を迎え、改めて多くの方々に支えられていることを実感しました。これからも「炭手前 鷽」として、皆さまに喜んでいただけるような空間づくりと料理をご提供できるよう努めてまいります。

ぜひ、7年目の炭手前 鷽にもご期待ください。スタッフ一同、心よりお待ちしております!
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


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